ルーベンサンドイッチを作るときに羊皮紙は使わないでしょう

本日は2025年8月16日、個人の翻訳事務所であるヒノトリホンヤクの本店がある東京都日野市は曇り気味。最高気温は34℃です。 厳しい暑さが続いています。

熱中症に気をつけましょう。

唐突ですが、ルーベンサンドイッチっておいしいですよね。
私は好きです。

こちらが、⇓⇓⇓⇓⇓ ルーベンサンドイッチのレシピのYouTubeビデオです。
 

https://www.youtube.com/watch?v=TBX4bG7a68U
ですが…。

 
 
またしてもYouTubeビデオですが、このビデオの自動翻訳の日本語字幕について。かなり精度いいです。よくできています。

ヘタなアマチュアの字幕翻訳は無用ですね。 おそろしい時代になったものです。
 

だが、この日本語字幕、マナ板をセットしたらいきなり「15×10インチの羊皮紙を用意してください」と言っています。


サンドイッチを作るのに、羊皮紙がいるわけがないでしょう。

英語のオリジナルの字幕を確認したら、parchment paperでした。 Parchmentはたしかに羊皮紙ですが……それはないでしょう。
 
例によってこれは非常にややこしい問題です。

Parchmentを羊皮紙と、昔の人たちが翻訳(和訳)した時点で問題が生じています。 Parchmentはそもそも紙ではないのです。 動物の皮膚を平らにして表面を平滑にして、字や絵を記録する媒体にしたものです。
 
YouTubeのAI字幕翻訳は、いい仕事をしていますがあと一歩でした。

パーチメントペーパー(羊皮紙じゃないですよ)の写真はこちら。
下記のハイパーリンクでご確認ください。

 

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Parchment_paper

ベーキングシートともいうようです。オーブンでパンなどを焼くときに生地の下に敷いたりするそうです。
紙の表面をシリコーンなどでコーティングして、食品がこげたりくっついたりしないようにするのでしょう。

 
 
 
興味が湧いたのでいくつかYouTubeの料理系ビデオを観たのですが、ときどき英国人女性がparchment paperを単にparchmentと呼んでいました。
(上にリンクしたYouTubeビデオの女性ではないですよ)
オーブンでクッキーを焼くときにparchmentを使うわけないでしょう。
でも短く言ってしまったのですね。
 
日本人もInternetのことを単に「ねっと」と言いますし。新型コロナウイルスのことを単に「ころな」と言っちゃいますし。
お互い様ですね。
 
さて、ルーベンサンドイッチ、おいしそうですね。
 

余談ですが、私は、アメリカの料理けっこう好きです。
正確には、別にまずいとは思いません。

会社員だった時代の同僚は、アメリカに出張したときに「アメリカの料理はまずい」を連発していましたが。
私としては、アメリカに行って日本食のレストランを探す気がしれません。 
まあ、個人的に私は、むしろ、食べ物に対する興味が薄いのでしょう。私が。
 

ただし、アメリカのスパゲッティはひどいと思います。 これは、悪口を言われても仕方ない。
台湾は何を食べても美味しい場所ですが、台北のスパゲッティもけっこうひどいと思いました。 こちらは20年ほど前の体験に基づくので、いまは改善されているかもしれません。

さらに、一般にアメリカのレストランの料理の量は多すぎると思います。 あれは非常識です。