自宅のInternetが(一時)不通になってしまった事件
実は、今日は2023年6月11日。個人の翻訳事務所ヒノトリホンヤクがある東京都日野市は、台風3号の影響で雨模様です。風があまりないので、梅雨っぽいというべきかもしれません。
キセルの雨が、降るようだ。
今月のブログエントリーは、13年間使ったレンタルのホームゲイトウェイ(一般的には有線のルーターのことです)が突然不調になったというお話です。
数か月前のことですが、本店ではなく自宅兼事務所の光ファイバー接続インターネット環境がトラブルを起こして、大変面倒なことになりました。
現象としては、ルーター(回線業者からは、光ファイバー接続のホームゲイトウェイと呼ばれる)ハードウェアの挙動が不安定になりました。ルーターを落としたり水没させたわけではないのですが、急に端末(iPadやMacBook Proのこと)に対しての応答が遅くなり、やがて無反応になりました。
見た目的にはよくある「インターネットに繋がらない」というやつなのですが、悪いのがインターネット自体やプロバイダーや回線業者ではなくて自宅にあるルーターでした。原因を調査して切り分けて、ルーターが犯人だと断定できるまでにひと晩かかりました。
久しぶりにイライラしたし、睡眠不足になりましたね。
このルーターですが、13年前に自宅に光ファイバー環境を導入した時から、プロバイダー(あるいは回線業者)からレンタルされてずっと使ってきたものです。13年間ご苦労様でした。
でも、いくらなんでも不安定になったら新品に交換でしょう。
ずっと機器レンタル料金を毎月プロバイダーに払ってきたので、プロバイダーにとってもよく稼いでくれたデバイスと言えます。(勝手に想像してますが)
MacBook ProやLinuxマシンからルーターに向かってpingコマンドを飛ばしても、返事が返ってくるのは最初だけでやがてタイムアウトになります。仮想ターミナルからのログをプロバイダーさんに提出して、やっと事情がわかってもらえました。(最初はpingに反応があり、返ってくるというのがとてもわかりやすかったです。)
状況がわかってもらえたところで、レンタルなんだから、「インターネットに繋がらないとレンタル料払っている意味がわかりません。すぐに交換してください。13年ものですから、さすがに交換でしょう」と要請しました。
改めて感じたのですが、13年前のルーターを使い続けているというのはセキュリティ的にも脆弱な感じですよ。
さて、新品に交換はいいとして、やはり同じ型式のルーターというのはもう手に入りません。(13年使っていたのはNECの製品でした。私としてはあまり好きなメーカーではありません)
最新のハードウェアは、Askeyというメーカーのルーター(もとい、ホームゲイトウェイ)でした。KDDIの電話サポートの方からは音声だけで(当然音声だけです)「アズキー」と教わったので、思わず「小豆ですか?」と聞き返しました。
しかし、これは後で調べたらASUSの事業部門というか子会社だったのですね。
ASUSならASUSだと、早くそう言ってくれればいいのに。大歓迎ですよ。なぜASUSなら大歓迎なのか、というと、話は簡単です。
ヒノトリホンヤクの代表は昔(当時はWindowsのユーザーでした)何台もPC(ミドルタワーケースのデスクトップ)を自作して遊んだのです。その当時から、ASUSのマザーボードはピカイチでした。(安定性とサポートが、です)
閑話休題。既に記述したとおり、今般不調になった13年もののレンタルルーターはNEC製でした。
選べるのであれば、ASUS製の方がいいに決まってます。(ごめんなさい。偏見です)
Askeyの最新モデルは、さすがにいいですね。親会社のASUSは、どちらかというと大好きなメーカーです。台湾は私の第二の故郷だと思ってますので。
ルーターの設定画面に侵入する方法も、13年前のNECとはかなり違います。具体的には、Askeyのルーターはハードウェア(現物)が目の前にないと設定画面にログインするのが難しいです。実際、非常にやっかいです。
詳しいことは、まだNECの13年もののルーターが稼働している環境もよそのご家庭でありそうなので、割愛します。
正直言って、かなり時代遅れです。13年前のルーターですから、当然ですけどね。
セキュリティリスクの話です。ゲイトウェイやルーター、5年も使ったら強制的に新型に交換した方がいいです。特に個人事業主の方でハードウェアがインターネットサービスプロバイダ(ISP)からのレンタルの場合はなおさら。
それから、Askeyの新型ルーターについて「さすがASUS、やっぱりいいなぁ」と感じたのは、和製英語にあまり汚染されていないというところでした。
下のスクリーンショットを参照ください。
記号というか、約物の _ について、「あんだーばー」ではなくアンダースコアと正しく書いています。
「あんだーばー」がダッセェという事実については、もう3年前に当翻訳事務所のWebサイトのブログでもネタにしています。
決して好きではありませんが、ダッセエ和製英語や和製外来語はある意味私のメシの種です。言語表現ナチになる気もありません。同質的な組織や同調圧力ばかりの多様性がない社会は大嫌いです。
それでも、こういうダッセエ和製英語や「わたしらしく」とか「誰かに寄り添う」などというキムチ悪い表現に関する嗅覚が弱いと、プロの翻訳者は務まりません。