今日は2022年2月2日。快晴。
新型コロナウイルスのオミクロン株の感染が猛威を奮っていますが、緊急事態宣言は出ていないです。むしろ、東京にはまん延防止措置も出ていないです。(えっ? マンボウ出てたんですか? 知らなかったです。 まあそんな程度です)
国民の行動を制限しても感染拡大防止的に効果がないと気がついたんでしょうか。それとも強権的にいろいろな命令や要請を出す楽しみに飽きてしまったのでしょうか。経済を止めると副作用が手に負えないくらい大きいと財界にクギを刺されたのでしょうか。
まあ、明日のことは誰にもわかりません。

個人の翻訳事務所ヒノトリホンヤクのオフィス(と言ってもコワーキングスペースですが)でも、人の出入りはそこそこです。決してがらーんとしていません。にぎやかに会議をやっている人たちもいますよ。(もちろんアクリル板はあり、全員マスク装着してます。)
ヒノトリホンヤクの代表(私のこと)としては、街が静まり返っている方が仕事もはかどるし快適なのですが。そうそう思い通りにはいきませんね。
仕方ないです。飲食店で生計を立てている人たちもいるし、テレワークで心身のバランスを崩して体調が悪くなってしまう人もいるそうですから。

Illustration vector created by stories – www.freepik.com [https://www.freepik.com/vectors/illustration]

 

2月になって、そろそろ卒業とか別れの季節が近くなってきました、という今日の話題です。

個人の翻訳事務所ヒノトリホンヤクとしては、最近ふたつの組織というかコミュニティというか(コンピュータでない)ネットワーク的なものから退会しました。お世話になりました。さよなら。令和的に言うと、「卒業」。(素直に脱退とか離脱とか退会とか独立って言えばいいのにね。芸能界で生活している人としては、引退と勘違いされては困るのでしょうな。)

ひとつはアメリアです。「翻訳者ネットワーク」です。もう退会手続きをして縁がなくなったので、リンクしません。ご自分で検索してください。
3年弱、会費を払って加入していました。他では得られない翻訳業界固有の情報を入手できました。

退会した理由…
年会費があまり安くない割に、仕事の受注に全くつながらなかった。
アメリアで仕事の受注につながらなかったのは、アメリアで営業をせずにプロファイルなども放置していた私の責任です。でも、アメリアは有料ですからね。もう少しコストパフォーマンス良くなってもらえないと。
それに比べるとLinkedInなど、無料会員ですがプロファイルを最新のものにメンテナンスしておくだけで放っておいても翻訳会社さんから引き合いが届きます。実際に、6社程度との外注業者登録、取引につながりました。
残念ですが、私は年会費ぶんの価値をアメリアで引き出すことができませんでした。
それから、これはダメだ…と衝撃的だったのは、数か月前のアメリアの会誌の特集記事でした。「(翻訳者でも)副業という選択肢もある」という趣旨でした。
プロだって読んでいる業界の会員専用の雑誌ですよ?
それはないでしょう。
生活が成り立たない翻訳者がざらにいる、そういう業界の現実なのかもしれませんが、ちょっと待ってくださいよ。業界の専門誌で会費が有料ならばウソでも「トップの翻訳者はこんなに稼いでいるんですよ。」くらいの夢がある話を発信してくれなくちゃ。
けしかけるのなら、そっちの方向にじゃないでしょう。野暮なこと言わないでくださいよ。

もうひとつ退会、というか卒業したのは、BusiNestです。
中小企業基盤整備機構(略称は中小機構)が運営している事業です。創業支援ですね。
私も無料コースの会員として、4年ほどお世話になりました。

退会した理由…
新型コロナウイルスのパンデミックに伴い、2020年以降東京にも度々緊急事態宣言が発出されました。緊急事態宣言期間中は、無料会員は利用できなくなりました。
BusiNestは東京都東大和市の中小企業大学校東京校の構内、学生寮の建物の中にあります。正規の生徒の方たちが共同生活をしている場に、JRとモノレールを乗り継いで無料会員がやって来て出入りするというのは、想像するだけでハイリスクです。当然の措置でしょう。無料会員が行ったり来たりしても、誰も得をしません。
現実には私個人としては月に一回モノレールの駅とBusiNestの間を歩いて往復するのは良いウォーキングエクササイズの機会だったのですが、まあそれだけです。

万一感染クラスターが発生したら、BusiNestも無料会員もお互いに気まずい思いをします。このまま会員でありつづけても、会員証を紛失するリスクだけが残ると思いました。だから退会を申し出ました。

パンデミックの影響で、テレワーク、オンライン営業、オンライン授業、オンライン会議などが当たり前になりました。中小企業大学校やBusiNestのような創業支援施設も、時代の変化の中であり方が変わっていくのかもしれません。