今日は2022年2月5日です。天気は曇りから晴れ。
晴れといえば、虹です。
虹の色の数はいくつでしょうか、という古典的な話題です。

虹の色は七色に決まっているのですが…日本では。

昔の特撮TV番組「レインボーマン」ではヒーローは7種類の形態に変身します。ダッシュ1(月の化身)からダッシュ7(太陽の化身)まで。
ヨガの眠りとか、「阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい」とか、当時の少年はレインボーマン経由で覚えたものです。
ヨガファイヤーじゃないですよ。

レインボーマン勢揃い

月の化身から太陽の化身まで、レインボーなんだから7種類に決まってますよ。

余談ですが、太陽の化身さん、パンデミック対策できてますね。さすがです。
鼻出してないし、アゴまでカバーしているし。

新型コロナウイルス感染拡大防止対策ができている店舗や施設には、こんなマーク⬇️⬇️が東京都から付与されるようです。うちの翻訳事務所は無店舗で対面接客商売でないので、無縁ですが。
飲食を提供しないし、お客様の身体にも触りませんからね。
東京都のマークだかステッカーだかポスターだかは、LGBTやレインボーマンとは関係がないのですが、なぜか虹のデザインがついているので、ここで色を数えてみましょう。

新型コロナウイルス感染拡大防止中というステッカー 東京都

赤、橙、黄、緑、ライトブルー、インディゴ、紫……


七色ですね。
当然です。

前田日明の別名は「七色のスープレックスを持つ男」。 実際には12種類くらいは平然と使いこなしていたそうです。
手塚治虫のマンガでは「七色いんこ」というのがありました。 舞台役者(で泥棒)が主人公とか、本当に手塚マンガはシブいよなぁ。

アメリカの虹は?

でも、5年位まえに、特撮好きで自分でマンガも描くアメリカ人の友人に質問されたのですが、

「ところで、なぜレインボーマンは7つの形態に変身するのだ?」

だそうです。

「ナニ言ってるのかわかんない。レインボーマンだから7種類に決まってるだろ」

と返事しました。
会話になっていません。

 

実は、アメリカでは、虹は6色に決まってるそうです。

ええっ?!

そこで突然気がついたのですが、たしかにトム・クランシーの小説に「レインボー・シックス」というのがありました。「まあ、かっこいい6人の特殊部隊なんだろうなぁ」としか考えていなかったのですが、そうなんですよ。

レインボーシックス


6人だからレインボー・シックスなんです。虹は6色と決まってるからです。

 

LGBTのシンボル、レインボーフラッグを見てみましょう。

Rainbow Flag

赤、橙、黄、緑、青、紫…。

6色です。

はいー。虹は6色ー。

私が高校生の頃大人気だったロックバンド、(リッチー・ブラックモアの)レインボーはどうでしょう。

ジャケットを見ると…。

リッチー・ブラックモアのレインボー

赤、黄、緑、青、紫…。
歌詞やスコアを引用したのではないので、
勘弁してください。

5色です。

これは困りました。
でも驚いたことにドイツや中国では虹は5色だそうです。

 

可視光は電磁波で、純正のアナログな存在ですから、境界とか色の数は見る人次第、文化次第なのですね。