今日は2021年9月4日です。 おかげさまでだいぶ涼しくなり、過ごしやすくなりました。
涼しいと翻訳の仕事もはかどります。 助かります。

相変わらずFreeBSD 13.0-RELEASEをインストールしたToshiba Dynabook R634/Mで遊んでいます。 外側はNomadBSDですが。 Linuxでいいじゃんとか言わないでください。
ナニその同調圧力。 アクタ共和国ですか。(笑)
以前にも書きましたが、どういうわけかFreeBSDのマシンで音が出るだけで感動するんですよ。
たぶん、FreeBSD 2.2.1-RELEASEの時代から、こんな1997年の古代の書籍からインストールだけは百回くらい試して遊んでいるから、その苦労が身に染み付いてしまっているのでしょう。

書籍のカバーFreeBSD徹底入門

当時は1.4MiBのフロッピーディスク2枚からインストーラをブートしていたのですよ。(CD-ROMからPCをブートすることができなかったのだろうと思います。2021年の現在では、CD-ROMやDVDやBlu-rayな円盤のドライブを装備しているPCがオワコンですね。時代は変わります。)
DOSのゲームをインストールした時もそうですが、新しいOSやゲームやPCから音が出るだけで心が動いてしまうのです。

FreeBSDのBluetoothサポートは、2021年現在もかなり弱いです。 FreeBSDのバージョンも13.0-RELEASEなのですがね。
それで、冒頭の音の話ですが、イカスUSBドングルがあって、これを使えばFreeBSDでもひょいっとBluetoothイヤフォンやスピーカーが使えるらしいです。 FreeBSDの本家フォーラムを参照してください。
Using Bluetooth audio devices (speaker, headphones, earbuds) with FreeBSD
というスレッドタイトルです。
URLは、https://forums.freebsd.org/threads/using-bluetooth-audio-devices-speaker-headphones-earbuds-with-freebsd.78992/

2021年2月ころのポストです。

USB Bluetoothドングルと言っていますね。
それはこのUSBドングル。

USB Bluetoothドングルの製品写真です

 

USB Bluetoothドングルの使い方説明

歴代Windows、Linux、macOSであれば「デバイスドライバ不要」と勢いで書いてありますが、もちろんデバイスドライバは必要です。 製品を開発した企業の独自のデバイスドライバのインストールが不要だという意味です。

そういうことであれば、アイコンはありませんがFreeBSDでもデバイスドライバのインストールは不要です。 でも、インストール済みのデバイスドライバをカーネルに動的に組み込む必要はあります。 FreeBSDは手間がかかって楽しいですね。


私は「密林」のアフィリエイトをするつもりはありませんし、無償であればなおさら「密林」に他人を誘導するつもりはありません。
が、商品名は1MiiのB10というものです。 興味を持って検索する人もいるでしょう。 中には。

「密林」では

1Mii Ps4 Bluetooth トランスミッター オーディオ bluetooth usb アダプタ ブルートゥース アダプター ドライブのインストール不要、PS4/PC/MACからBluetoothイヤホン/へツドセットにオーディオを送信する用、超小型 5.0 sbc/aptx/aptx-ll低遅延対応 B10

という名前で出ています。

 

1Mii B10 USB Bluetoothオーディオアダプターは、Mac、PC、PS4、Nintendo SwitchなどのオーディオベースBluetoothデバイスつきの設備をBluetoothヘッドフォンまたはスピーカーのみに接続できます。

とか言っていますが、よっぽど旧い(Windows)PC以外は普通、Bluetoothが使えるでしょう、いまどき。 Macの場合、Bluetoothが使えないというのは、かなり想像しづらい。 故障しているとしか思えない。 そう考えると、ゲームコンソール用に開発した製品なんでしょうね。
ちなみに、上記の文章が言いたいことは、このUSBドングルはオーディオデータ専用だということです。 この製品を買っても、BluetoothキーボードやBluetoothマウスは使えないとのことなので、ご注意を。

FreeBSDでもBluetoothスピーカーやイヤフォンが使えるというのは、カッコいいです。

ワイヤレスなイヤフォン。今(2021年流行ってます)

但し、FreeBSDではUSBオーディオのドライバ(カーネルモジュール)くらいは動的にロードする必要があります。 ドライバのインストールではありません。

どうせ3ヶ月もすると忘れるので、FreeBSDなToshiba Dynabook R634/MでBluetoothオーディオを使うときの手順を書いておきます。

(1) USBオーディオドライバ(カーネルモジュール)をロードする。

# kldload snd_uaudio.ko

 

(2) 1Mii B10ドングルをFreeBSDラップトップマシンのUSBポートに挿す。

(3) ドングルがUSBオーディオインターフェイスとして認識されているか確認する。

# dmesg
# cat /dev/sndstat

 

(4) USB audioインターフェイスがpcm4だったらシステムのオーディオ標準出力インターフェイスを4番に変更する。

# sysctl hw.snd.default_unit=4

 

(5) Bluetoothスピーカーなどの電源を入れ、モードをペアリング待ちにする。

(6) 1Mii B10ドングルの多機能スイッチ(物理的なボタン)を長押しする。

(7) スピーカーなどからペアリングとBluetooth接続を確認する音が出たら接続完了。

注意事項:

1Mii B10ドングルにはディスプレイがないので、Bluetooth機器のペアリングを手作業でやることはできません。 (どのBluetooth機器と接続するかを人間が選べない)

一方、PC側では、1Mee B10ドングルはBluetoothのホストとして認識していません。 USBのオーディオ機器と思っています。

このあたりが、ちょっと不安になってしまうところです。
実際、周辺にペアリング待機状態のBluetoothイヤフォンなどを持っているというか、AppleのAirPodsを耳に入れて何故かペアリング待機している他人さまがいたら、ご自分の1Mee B10ドングルとボタン長押し一発で接続してしまうかもしれません。
電車の中だって、コワーキングスペースだって、女給さんがいないカフェーだって、危ないですよ。

実際に1MiiのUSB Bluetoothドングルを密林で買ってFreeBSDでBluetoothオーディオ(スピーカやイヤフォンなど)の使用に成功しました。
お忘れの方が多いと思いますが、どういうわけかこのToshibaのラップトップは、内蔵の標準スピーカからの音量が物足りないのです。 ドングルは2,700円前後でした。

それでは皆さん、良きFreeBSDライフを。