今日は2023年4月10日、このブログのエントリーを制作しているのは2023年2月です。今回はhp x360 11-ab000というちょっと風変わりなラップトップPCを手に入れました。例によって趣味のFreeBSDインストール遊びのためのオモチャです。

 

CPU: Celeron® N3060 (1.60GHz-2.48GHz, L2 キャッシュ 2MB)
RAM: 4GB (オンボードハンダ付け。増設不可能)
ハードドライブ: 128GB SSD
液晶ディスプレイ: 11.6型 タッチ対応 1,366x768pxls
質量: 約1.4kg
 
 

こんな外観です。


特徴:
・2 in 1というかコンバーチブルということで、タッチ対応液晶ディスプレイなのでタブレット的に使える。(もともとは)
・「密林」のリファービッシュト製品でした。本体13,800円(送料別)で購入。
・ディスプレイサイズ11.6インチくらいなのだが、タッチ対応液晶のせいかベゼルが大きく全体がひと回り大きく重い。見た目も一昔前のラップトップPCという感じ。11型前後だから小さいだろうと早合点して買ったので、ちょっと当てが外れて失敗したと思います。
・FreeBSD+Openboxをインストールして遊ぶために買いました。NomadBSDのUSBメモリを刺してブートしたときはたしかタッチ対応液晶が効いていたような記憶があるのですが、SSDにインストールしてしまった今となってはなぜかタッチスクリーンは反応しません。結果的に…コンバーチブルなラップトップだというのに使えるのは伝統的なラップトップモードだけです。タブレットモード、スタンドモード、テントモードは宝の持ち腐れです。

 

FreeBSD(まあNomadBSD+Openboxですけど)をインストールしてわかったこと:
 
・hpのラップトップの良いところで、スピーカーが底面ではなくキーボード面で「上」を向いている。音的に気分が良いです。
・さすがにFreeBSD+Openbox。CeleronとRAM 4GBでもサクサク動きます。プリインストールのWindows 10ではビデオの再生もEdgeブラウザからの妖怪ようつべも反応が遅くてもっさり、イライラする感じでしたがFreeBSD+Openboxでは特に問題ないです。
・NomadBSDの131R-20221130をインストールしたのでログイン時のディスプレイマネージャはSDDMがプリインストールだったのですが、テーマを実績のあるSugar Candy for SDDMに変更しようとしたら失敗しました。SDDMのログイン画面が異常だと困ってしまいますが、コミュニティのフォーラムでCtrl+Alt+F2を叩くと強制的にコンソールに落ちることができるとわかりました。結局Sugar Candy for SDDMはあきらめて、NomadBSDのインストーラがセットアップしたSDDMテーマ、nomadbsd-elrunのままで行くことにしました。せめてログイン画面の背景くらいは自分の好みのものに変更しましたが。
同じバージョンのNomadBSDを同じようなCeleron搭載のラップトップ、スクリーン解像度も同じ1,366x768pxlsのマシンにインストールしたのに、このハードウェアによる症状の違い。一体なんなのでしょう。
おもしろいですね。
さすがにCPUがCeleronでRAMが4GBだと、眼福な感じのSDDMテーマは荷が重いのでしょう。

かいつまんで結論を言うと、CPUがCeleronでRAMが4GB、増設不可。そんな非力なマシンでもストレージがSSDで、OS側がOpenbox環境なら、余裕で使えますよ。
それは、ビデオ編集とかやったら大変でしょうが、2Kなmp4ビデオファイルを再生しても、WebブラウザでYouTubeのビデオを再生しても、mp3やFLACなオーディオファイルを長時間連続再生しても、別にストレス的な体験は全くありません。

FreeBSDのインストールと設定は翻訳の仕事と一緒です。場数を踏めば踏むだけ腕が上がります。あまりカネがかからないし、仕事や趣味としてうってつけです。