本日は2022年12月5日。個人の翻訳事務所ヒノトリホンヤクがある東京都日野市の天候は、曇り。午後から雨が降りそうです。

またまたNomadBSDの遊びのことです。実は、Lenovo ThinkPad R61にFreeBSD 12.1-RELEASEをインストールして(先月まで)安定しており、私としてもお気に入りの端末だったのですが…。ついに2022年11月、故障しました。電源を入れてもPOST画面が始まらず、OSが起動する以前の問題です。
ハードディスクもキーボードも認識しないのでお手上げです。
CPUはIntel Core 2 Duo。 2007年発売で、今年で製造から15年になるマシンですからね…。よく長期間働いてくれました。さすがはThinkPadです。

というわけで、ThinkPad R61は廃棄。ところで、FreeBSDをインストールしてあるマシンが一個減るのは癪にさわります。変な病気ですが。
そこで、hpのProBook 430 G3の中古を買いました。
CPU: Intel Celeron 3855U (Skylake) 1.6GHz 2コア
ディスプレイ: 13.3インチ程度。
ディスプレイの性能: WXGA 1366 x 768pxls
RAM: 4GB
ストレージ: HDD 500GB
OSなし。
13,300円くらいで、Yahoo Shoppingで買いました。「密林」は、最近縁起が悪いので回避。いいですね、OSなし。FreeBSDで遊ぶのが目的なので、OSなしは都合が良いです。

こんな外観です。

右側面奥にEthernetのジャックあり。都合が良いです。

ProBookというくらいなのでメーカーのhp(ホームページじゃなくてヒューレット・パッカードですよ)も商用のPCと認識しています。セキュリティ的にも色々と厳しいようです。中古ショップでOSなしで販売していたのも、何かにてこずったからなのかもしれません。

USBメモリからNomadBSDを起動してHDDにインストールしたのですが、何回もやり直しました。
インストールはできたもののHDDからブートできなかったり、POST時にF9キーを連打してUEFIのブートオプション画面を呼び出して「ファイルからブート」をする必要が生じたり。けっこうやっかいでした。
まあ、私は若い頃から「FreeBSDインストールだけなら黒帯」なので、これくらいではへこたれません。

それから10回くらいOSをインストールし直して、4日目にやっとNomadBSD (FreeBSD 13.1-RELEASE + Openbox) の環境が安定しました。
気に入っていていつもインストールするアプリケーションを、今回は断念しました。
以下の通り
Terminator (端末エミュレータは、結局NomadBSD標準のSakuraで我慢)
Mousepad、Pluma (テキストエディタは結局無敵のVIMとNomadBSD標準のLeafpadで我慢)
Audacious (オーディオプレイヤーはSayonaraとcmusで生きていくことに決定)
musikcube (オーディオプレイヤーはSayonaraとcmusで生きていくことに決定)
Double CommanderとCaja(ファイルマネージャーは、PCMan FMとThunarで我慢)
ChromiumとVivaldi(Firefox以外のWebブラウザをインストールすると、なぜかOpenboxメニューが効かなくなったり、Firefoxも含めてWebブラウザが全滅的に起動しなくなったり、ひどい目に合います。 今どきWebブラウザが全滅するとPCとしては致命的に使いにくくなるので、Firefox一本で生きていくことにしました)
Aegisub (このマシン1台くらい、非常用としてAegisubが使えなくても、なんとかなるでしょう)
上記のお気に入りのアプリケーションをインストールするとどうもライブラリの競合が起きてしまうようです。一年前のTOSHIBA Dynabook R634/Mの時には気味が悪くなるくらい楽勝だったのに、どういうことでしょう。今回は妙に苦戦しました。

正直に告白すると、日本語キーボードの認識と日本語インプットメソッドも不安定です。
日本語JISキーボードの右上部分、|や¥や~の入力ができたりできなかったりです。 ターミナルで | が使えないと、| lessなども封じられてしまうのでかなりイライラします。それから、IMEと漢字変換にはfcitxとmozcを選択したのですが、これも使えたり使えなかったりです。uim + mozcにするべきだったかもしれません。
FreeBSDは、難しいです。そこが楽しいのですが。
でも、hpのProBookのスピーカーはTOSHIBA Dynabook R634/Mのものと違ってしっかりと大きい音が出てガッツがあるので満足です。

ガッツがあるといえば、昔のラジカセですよ。

中古PCにFreeBSDをインストールする遊びは、時間はかかるけどカネはかからない、理想的な趣味です。フリーランスの翻訳者的にはコンピュータへの理解と諦めの悪さを鍛えて維持できるのでなおさらですよ。

いや、冗談ではなく私は本当にそう思っています。