いくら聞いてもわからない
今日は2022年11月4日。祝日明けの金曜日。快晴です。
昨日は13,400歩あるきました。
歩くと言えば、時代を変えたムーンウォーク。かのキングオブポップことMichael Jacksonの”Smooth Criminal”の歌詞が聞き取れないのでげっそりしています。やはり私には通訳の素質はありませんね。
このビデオの46秒のところから始まる部分は、サビなのかどうかわかりませんが、私がこの曲で一番好きな部分です。
このYouTubeのビデオは歌詞付きであるところがウリなので、時間があったら確認してみてください。
余談ですが、私は「動画」という流行語が嫌いなので、ビデオと書きます。ビデオカメラで撮影された電子的な動く画像は、ビデオです。
TV局のクルーが撮影したビデオなら「映像」で、YouTuberやスマートフォンを持っているだけの人が撮影したビデオならば「動画」で、劇場用映画のカメラマンが高価なビデオカメラで撮影したりプロがコンピュータグラフィックスと実写をコンポジットしたら「映画」なんですか? 納得行きません。
さて、歌詞や楽譜は権利関係がとてもコワイのでダイレクトに引用しませんが、46秒の
アニー、大丈夫かい?
アニー、大丈夫なのかい?
大丈夫なのか、アニー?
という部分。
私には
♪ あにあじゃうぉっき
♪ そ、あにあじゃうぉっきぃ
♪ あじゃうぉっきぃあぁに?
としか聞こえません。
“are you”のところが「あじゃ」に聞こえるわけがないのです。”aren’t you”なのであれば”‘t you”が「あじゃ」になってしまうかもしれません。私は長年、この部分は”aren’t you walking”みたいな妙な歌詞なのかと思っていました。
“are you”が「あじゃ」に聞こえるわけがない。でも現に聞こえるのでしょうがないです。
今もまだ訓練が足りないのか、「あじゃ」に聞こえてしまって困ります。
“okay”が「うぉっきぃ」は、まあご愛嬌というか、この程度のリスニング能力の悲惨さは今に始まったことではないので…ある意味平気です。
自分の能力の低さは知っています。
それにしても、”are you”のところが「あじゃ」に聞こえるわけがないのですが……。
なんでしょうかこの空耳アワー。
アホでしょバカでしょドラえもんでしょ。
既報のとおり今年の夏のヒノトリホンヤクはブラピさん主演の新作ハリウッドアクション映画Bullet TrainのTVCMとか予告編の関連のお仕事でだいぶ稼ぎました。
同じシーケンスを何十回も再生して、頭がおかしくなるかと思いました。
アマチュア時代の字幕翻訳の修行のことを思い出しました。
最近、良い機会があってこの映画のホンペンを英語字幕付きで観ました。
英語字幕がついているので、映画の中でブラピさんやサンドラ・ブロック(昔好きだったなぁ…)が喋っていることはわかるはずです。これでまたいい英語の学習になると思って観ました。
…でもやっぱりダメでした。
聞き取れません。
今図書館で借りた「金融英語入門」という書籍を読んでいます。英語の聞き取りは難しいという話で、
「ネイティブスピーカーがandと言っていても、だいたい n しか発音されない。あるいは n すら発音されない。」という説明がありました。
そうだよなぁーと納得しました。
プロの通訳の先輩たちは、本当にスゴイです。尊敬しています。
もう私は金輪際通訳的な仕事はお断りする覚悟です。少なくとも今の私はアレをやって許される人間ではない。ボランティアならなおのことお断りです。
だいたい、一部のお客様たちも、プロの通訳のことをナメてるでしょ。聞き取れて当たり前とか、理解できて当たり前とか。料金が高いとか。一方的に報酬を減額してやろうとか。
最後に、Bullet Trainのホンペンを観たとき、最後のクレジットロールの小さい名前のところまで真面目にチェックしました。私の名前がクレジットされていないか。
もちろんありませんでしたよ。
でも、皆さんBullet Trainをよろしく。観てください。大ヒットしたらシリーズ化されるでしょう。そしたら私がまた仕事を受注できる可能性があります。